【目指せ!オンリーワン】ジャンクギター・ベースのすすめ

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ジャンク楽器でもライブ・作曲は出来る!

ギタリスト・ベーシストの皆さん、こんにちは!
自分の楽器の音に満足出来ていますか?

楽器選びはミュージシャンの永遠の課題ですよね。
どうしても今使っている楽器の音がしっくりこない。

だけど、憧れのFenderやGibsonの
ギターは〇十万円もしてしまう…。

新しいベースが欲しいけど、
ライブや生活費で予算がない…。

分かります・・・。
今回は、そんな皆さんに
ジャンク楽器の中から探すという選択肢
提案したくて記事を書いてみました。

実際に僕は、2本目のエレキギター・
1本目のエレキベースとして
ジャンク楽器を購入していますが、
どちらも5年以上、僕のメイン楽器として
今もバリバリ活躍
しています!
これらの曲もそのジャンクギター・ベースを演奏して作っています。

そんなジャンク愛好家の僕が、
ジャンクギター・ベースを選ぶことのメリットや注意点などを徹底的にお伝えします!

ジャンクギター・ベースを選ぶ3つのメリット

ジャンクギター・ベースのよさは
次の3つだと考えています。
それぞれ解説していきます。

  1. 値段が安い
  2. 躊躇なく改造出来る
  3. 誰も真似できない
    自分だけの音に出会える

値段が安い

やはりこれが一番のメリットですね。
楽器はたくさんお金をかけようと思ったらキリがないですから。
僕が購入した値段は、ジャンクギター=5000円・ジャンクベース=3000円です。

新品だと、激安ブランドでもこの価格で
楽器が手に入ることはありません。
気軽に楽器に手が出せる、というのは大きな魅力です。

躊躇なく改造出来る

ギタリスト・ベーシストの方だったら、
楽器の音はいくつかの要素が組み合わさって
出来ている
ことをご存じだと思います。
ボディの材質・形状、弦の種類、ピックアップ、抵抗ポット、コンデンサ・・・。

理想の音を追求していく上で、
改造を試してみない手はありません。

実際に、僕もピックアップ、抵抗ポット、
コンデンサ を自分で交換しています。
(ギター・ベースの改造については、また別の記事で詳しくお伝えしたいと思います)

しかし、高いお金を支払って買ったギターを勝手にいじくって、
もし壊してしまったらと考えるとゾッとしますよね。

そんな時に最悪壊れてしまっても、
諦めがつく安いギターで改造を試してみて、

音がどう変化するのか調べたり、理想の音に近づける技術を身につけておくことは
今後の音楽人生の貴重な財産
になるはずです。

誰も真似できない自分だけの音に出会える

ただ、・・・

いくら値段が安くても肝心の音が
悪かったら使い物にならない!

そもそもジャンク楽器って
まともに音が出るのか?

と思う方もいらっしゃると思います。

結論から言いますと、
ジャンク楽器には弦高が高すぎて弾き辛い楽器や、最悪音が全く出ない楽器もあります。
まともに使える楽器を見つけるためには、
それなりの根気と音楽経験が必要です。

しかし、エレキギター・ベースは機械的には
とてもシンプルな構造をしているため、
少し調整してやれば、自分好みの弾きやすさに
セッティング出来る
し、
軽いガリガリ音や断線ぐらいだったら、修理することも簡単です。

そして何より、
ジャンク品まで選択肢に含めることで、
あらゆるメーカー、年代、状態の楽器の中から
自分に合った楽器を探すことが出来る
ようになり、
価格やスペックとにらめっこしているだけ
では見つからない
意外かつ、世界に一つだけの音と
出会うことが出来ます。

僕とジャンクギターとの出会い

アイコン

僕のYoutubeやニコニコ動画のアイコンになっている、こちらのエレキギター。
塗装が剥がれていたり、傷跡があったり少し独特な見た目をしているので、

「もしかしてヴィンテージ品ですか?」

なんて、聞かれることもあるんですが、
ジャンク楽器店で購入した、『ジャンクギター』です。

購入したきっかけがありまして、
ちょうど学生で一人暮らしを始めた時、
それまで使ってたエレキギターは
しばらく弾かないだろうからと、
実家に置いてきてたんです。

しかし、一人暮らしを始めた
ほぼ同じタイミングで
彼女に振られてしまって、「もうギターでも弾いてないとやってらんない!」
って気分になったんですよ。

それで、「この際、弾ければ何でもいいや」
ぐらいの気持ちで、
今は潰れてしまったジャンクギター屋に行きました。
そこはとてもいい店で、一応弾けるし、音は出るというエレキギターが
なんと1000円から購入することが出来ました。

適当に選んで帰ろうと思っていた時に、このギターに出会いました。
ヘッドに消えかけの『YAMAHA』
のロゴが入ったストラトキャスター。

やけにボロいし、5000円は少し高いけど、
せっかくだと思って試しに弾いてみたんです。

そしたら、思わず「え・・・?」と声が出ました。
かなり荒々しいけど、耳が痛くならない。裸の音が鳴ってる感じ。
まさに自分がエレキギターに求めてた音
だったんです。
(前に使ってたギターは、
5万円以上したんですが、
野暮ったい音にしかならなくて、
正直全然気に入っていませんでした)

「値段は1000円ギターの5倍だけど、
どうする…?」

・・・買いました。
一応調べてみたけど、型番不明です。
購入時に、「そのギター、付属のハードケースがあるから持って帰って」と言われ、
『ハードケースが付いてくるギターなんて・・・
 もしかして結構高級な掘り出し物なんじゃないか!?』
と興奮しました。

しかし、そのハードケース。
取っ手がなかったんですよ。
壊れて何処かに行ってしまったんだと思います。


「いらないです!」って
断ろうかと考えたんですけど、
ハードケースって高いから中々手に入らないし、持って帰りました。

めちゃくちゃ重かったです…。
お米袋そのまま運ぶ感じでした。
地下鉄使って死ぬ思いをしながら
家まで持ち帰りました。

そんなこんなで散々な目にあったけど、
今も自信を持って愛用する
お気に入りのギターを手に入れることが出来ました。

ジャンクギター・ベース選びの注意点

運命のジャンクギターと
出会うことが出来た僕が、
ジャンクギター・ベースを選ぶ時の
注意点をまとめました。

  1. 値段が本当に安いか?
  2. 演奏しやすいか or 調整が出来そうか?
  3. 自分の欲しい音か or 欲しい音に近いか?

値段が本当に安いか?

最近は、中古・ジャンクでも
高い値段がつけられていることが多い
です。
(新品とほとんど変わらないことも)

さすがに、それだと損になることが多いので、
購入前に、ネットでメーカー・定価を調べた方がいいです。
メーカーによる音の違いも、
何だかんだあります。
(元から激安ブランドの商品だと使いづらい音が多い印象)

演奏しやすいか or 調整が出来そうか?

楽器は音と同じくらい、弾きやすさが大切です。
特にネックの曲がり具合、
弦高の確認は重要
です。

前述したように、エレキギター・ベースは
ある程度自分で調整が出来ます。
ネックの反りを戻すトラスロッドが動かない
可能性などもあるため、
ストレスなく演奏が出来るかどうか、
必ず確認
しましょう。

また、全てのピックアップ、ボリューム、トーンを動かして音をチェックしましょう。
(ポットのガリくらいならパーツ交換で直せるので、無視してもいい)

自分の欲しい音か、欲しい音に近いか

最後に、自分の欲しい音が出るか
必ず試奏して確認
しましょう。
いくら安くても音が気に入らなかったら、
意味がありません。

エフェクターや改造も万能ではありません。
原音がどこまで自分の欲しい音に近いか、
よく耳を澄ませて感じてください。

ジャンクギター・ベースの旅に出てみませんか?

この記事を読んで、「わざわざそんな手間かけてまでジャンクギターを選びたくない!」と思った人もいるでしょう。
しかし、音楽を続けていく上で、相棒ともいえるギター・ベース選び。
そんな一期一会の舞台の、一つの可能性として
ジャンク楽器という選択肢を頭の片隅に置いて頂けたら
と思っています。

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